風間俊介、中村映里子が杉咲花主演『アンメット』第1話にゲスト出演 失語症に苦しむ俳優とマネージャーの夫婦役【コメントあり】
杉咲花が主演を務める4月15日(月)スタートの月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜 午後10時~/初回15分拡大)の初回ゲストとして、風間俊介と中村映里子の出演が決定した。 【写真】赤嶺レナ役の中村映里子 本作は、“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。原作は、講談社「モーニング」で連載中の同名漫画で、元脳外科医である子鹿ゆずるが描く“リアル脳外科医”の世界が、医療従事者のみならず、各方面から絶賛されている話題作だ。 中村が演じるのは、長い下積みを経てようやく花開きつつある俳優の赤嶺レナ。風間は彼女のマネージャーであり夫の江本博嗣を演じる。 レナが売れない頃からずっと二人三脚で歩んできた2人だったが、努力の末にようやくつかんだ初主演ドラマを控えたある日、レナは突然、脳梗塞で倒れてしまう。脳外科医の三瓶(若葉竜也)の治療により危険な状態は脱したものの、レナには“失語症”という後遺症が残り、俳優でありながら読み書きすることも、言葉を発することもできなくなってしまう。 脳外科医のミヤビ(杉咲花)は、絶望する江本夫婦の姿に心を痛め、寄り添おうとするが、自らも記憶障害という重い後遺症を負っているため医療行為をすることは許されていない。ミヤビは、2人の人生とどう向き合うのか。ミヤビだからこそできる、患者へのアプローチとは。 妻の一番の理解者であり協力者でありながら、何もしてあげられないもどかしさに苦悩する江本を見事に演じた風間。失語症に苦しむ俳優という、難しい役どころに挑む中村。初回のドラマを盛り上げる2人から、熱のこもったコメントが到着した。 <風間俊介 コメント> ◆台本を読んだ際の感想をお願いします。 台本を読んだ時、なんてすてきな物語なのだろうと思いました。幾重にも重なったキャラクターたちの想いが、素晴らしいハーモニーを奏でている台本だったので気合が入りました。 ◆風間さんは、演じる江本博嗣をどういう人物と捉えていますか? また演じてみての感想をお願いします。 杉咲花さんが演じるミヤビ先生の事情を知らない役でしたし、家族が突然、病に倒れるというのは他者を思いやる余裕もなくなると思うので、ただただ、妻であるレナを想う姿を見ていただけたらと思っていました。しかし、撮影現場ではミヤビ先生の心情を丁寧に表現する杉咲さんのお芝居に感動し、この作品への思いと覚悟が日に日に増していく幸せな時間でした。 ◆『アンメット』が他の医療ドラマと違う魅力を挙げるとすると? 杉咲花さん演じるミヤビ先生も、当事者であるという点だと思います。 ◆初回の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。 私は1話に参加させていただき、このドラマの魅力を一足先に感じさせていただきました。素晴らしいドラマです。1話を見ていただければ、私と同じように皆さまにも魅力を理解していただけると思います。2話以降は私もテレビの前で、物語の行く末を楽しみにしたいと思います。まずは『アンメット』第1話、ぜひご覧ください。 <中村映里子 コメント> ◆台本や原作を読んだ際の感想をお願いします。 脳の病気や後遺症のこと、そこで闘っている脳外科医や患者さんとその家族や周りにいる人たちのことがとても誠実に描かれていました。ひとくくりにはできないさまざまなメッセージを投げかけてくれました。また、記憶障害がある脳外科医のミヤビが今しかない今を全身全霊で生きて患者と向き合っていくさまはとても魅力的で、現代を生きる私たちが失いかけてしまっているかもしれない大切な何かに気付かされるような気がしました。 ◆中村さんは、演じる赤嶺レナをどういう人物と捉えていますか? 赤嶺レナという人物のこれまでの人生をたくさん想像しました。女優として強い意志を持ちながら、懸命に諦めることなく生きてきた女性だと思っています。そんな人が脳疾患の後遺症で失語症患者となってしまいます。生半可な気持ちでやれるような役ではないと、言葉を失う、ということにも必死で向き合わせていただいたつもりなのですが、ずっと不安でした。“心”を目いっぱい使って演じるしかないと思いながら臨んでいました。また、現場ではYuki Saito監督をはじめとするスタッフの皆さん、共演者の皆さん、医療監修の先生方のお力に助けていただきながら演じられたと思っています。 ◆『アンメット』が他の医療ドラマと違う魅力を挙げるとすると? 医療現場のリアリティーや、医師、患者やその家族たちの心を限りなく真っすぐに描こうという挑戦をしているチームが作っています。ものすごいパワーを持ったドラマになっていくような気がします。 ◆共演する杉咲さんや若葉さん、風間さんの印象、撮影中のエピソードがあればお願いします。 杉咲さんと若葉さんはお2人とも、こなすということを絶対にしない俳優さんでした。どのシーンでも隅々まで追求されている姿、腹から演じていらっしゃる姿は、現場に信頼感と安心感を作ってくれているように感じました。共演させていただけて幸せでした。夫役の風間さんも、作品がいかに良くなるかを常に考えていらっしゃる俳優さんでした。優しく気さくなお人柄も含め、風間さんがとても深く丁寧に寄り添ってくださったことにとても感謝しています。 ◆第1話の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。 失語症の症状の程度は人によってさまざまだそうですが、レナはどのように言葉を失ったのかという描写や苦悩を見ていただき、失語症への理解が少しでも広がれば良いと思います。レナが言葉を失った暗闇の中で一緒に光を探してくれる家族や医師たちとの関わりを見ていただけたらと思います。そこに静かに強く振動しているものが、すべての人へ、それぞれの形で響いてもらえれば幸いです。
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