ウイン軍団が21年ぶりのJRA・GI制覇へ スプリンターズSは実力派2頭出し
ウイン軍団が21年ぶりのJRA・GI制覇なるか。(株)ウインが所有するウインマーベル(牡5、美浦・深山雅史厩舎)とウイングレイテスト(牡7、美浦・畠山吉宏厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)で初のGIタイトル獲得を狙う。 【写真】ウインマーベルこれまでの軌跡 (株)ウインはコスモヴューファームの生産馬が募集馬の中心となっているクラブ法人。これまでに19年のクイーンエリザベスII世Cと香港Cを制したウインブライト、22年の香港ヴァーズ覇者のウインマリリンなどの活躍馬を送り出してきた。JRAの重賞は目下11年連続で勝利中。ただ、同じくGIに限ると、03年のNHKマイルCをウインクリューガーで制したのを最後に勝利が遠い。 スプリンターズSにはウインマーベルとウイングレイテストの2頭が参戦する。ウインマーベルは前走の京王杯スプリングCなど、重賞4勝の実績馬。スプリンターズSは3年連続の参戦で、一昨年がクビ差の2着、昨年が0秒4差の6着だから、今年も好勝負が期待できる。一方のウイングレイテストは昨年のスワンSの覇者。今夏からスプリント路線に転じ、函館スプリントS、アイビスSDと2戦連続2着と、距離適性はある。高速決着もプラスなので、前々から粘り込むシーンがあっていい。 クラブにとって久々のビッグタイトルは手が届くところにある。出資者の期待を背負った2頭の走りに期待したい。