“宝の山”…ソフトバンク、プロテクト当落上の注目選手(5)ついにブレイクの兆しも
今オフ、埼玉西武ライオンズからフリーエージェント(FA)権を行使した山川穂高が、福岡ソフトバンクホークスへの移籍を決断した。山川はFA制度においてAランクに該当するとみられており、西武はソフトバンクに人的補償を求めることができる。 一方で、ソフトバンクは28人の選手をプロテクトできるが、12球団トップクラスの戦力層を誇っており、有望な選手がリストから漏れるとみられる。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると思われる注目選手を紹介したい。
川瀬晃
・投打:右投左打 ・身長/体重:176cm/70kg ・生年月日:1997年9月15日 ・経歴:大分商 ・ドラフト:2015年ドラフト6位 2023年は自己最多の102試合に出場した川瀬晃。28人という人数の兼ね合いから、プロテクト外となる可能性もあり得る。 大分商から2015年ドラフト6位で福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒3年目の2018年にて一軍デビューを果たし、同年は13試合に出場した。 2020年には正遊撃手・今宮健太の故障もあって出場機会を増やした。しかし同年は、70試合出場も打率.191と打撃に課題を残した。 それでも、2022年には73試合の出場で打率.278の好成績をマーク。2023年は内野の全ポジションをこなし、自己最多の102試合に出場した。最終成績は打率.236に終わったが、9月以降に限れば打率.327と飛躍の兆しを見せた。 埼玉西武ライオンズでは源田壮亮、外崎修汰の不動の二遊間コンビが君臨。また今オフには元山飛優をトレードで獲得しており、二遊間の補強優先度は低いと見られる。そうした事情を踏まえ、川瀬をプロテクトから外す選択肢もありそうだ。
ベースボールチャンネル編集部