城端線に車進入、列車衝突 ガードレールなし けが人おらず
15日午後3時18分ごろ、南砺市のJR城端線福光-越中山田駅間で、高岡発城端行き列車が、平行する市道から線路内に入った軽自動車と衝突した。車は男性が運転していたとみられ、列車の乗客4人、車の運転者にけがはなかった。列車4本が運休し、約100人に影響した。 JR西日本金沢支社によると、現場は越中山田駅の手前約300メートルで、市道と線路を隔てるガードレールがない区間だった。運転士が線路内に車が入るのを目撃して警笛を鳴らし、ブレーキを掛けたが衝突し、車を数十メートル押して進行後、停止した。城端方向に走行していた車が、何らかの原因で隣接する線路に入ったとみられる。乗客はタクシーに乗り換えた。 現場は住宅団地付近で、警笛を聞いて集まった住民で騒然とした。住民は「大きな音がして家を飛び出してきた」と話した。福光-越中山田駅間では8月下旬にも列車と軽ワゴン車が線路で接触する事故が起きている。