毎日ブランド服で登校しているPTA会長の息子。「行政書士」と「看護師長」の夫婦ですが、世帯年収はいくらなの?
学齢期の子どもを持つ方の中には、ほかの家庭の世帯収入はどれくらいなのか気になる方もいるでしょう。例えば、てきぱきと仕事をこなしてPTAをまとめる会長の夫婦が「行政書士」と「看護師長」であった場合です。 その息子が毎日ブランド服を着て登校する様子を見ると、どれだけ裕福なのか気になります。そこで今回は、行政書士と看護師長の平均年収からおよその世帯年収を算出してみました。
行政書士の仕事と平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、行政書士は個人や事業主から依頼を受けて、「県庁や市町村役場、警察署など官公署に提出する書類(電磁的記録を含む)を作成したり、作成した書類を提出する手続きを代理・代行したりする」仕事のようです。 車を購入した際の登録手続きや、飲食店などを始める場合の許可手続き、会社の設立手続きなどの書類が含まれます。 行政書士の平均年収は579万8000円で、年齢別では40~44歳に平均年収がピークに達して691万5200円です。今回のPTA会長の年齢を40代前半と仮定すると、700万円近い年収を稼いでいると予想できます。 ただし、行政書士は行政書士事務所に所属するほか、経験を積んでから独立する方も多いようです。一般的な就業形態では、「正規の職員、従業員」が14.8%なのに対して、「自営、フリーランス」は85.2%です。 各種資格を取得して、税理士・司法書士・宅地建物取引士などと兼業をする人もいて、年収の幅は分かりづらく一概にはいえません。
看護師長の仕事と平均年収
厚生労働省の「jobtag」によると、看護師は「診療の補助」と「療養上の世話」を通じて、「病気やけがの治療を受ける人々や介護を必要とする人々、体や心の健康上の様々な問題を抱えながら生活する人々を支える」仕事とされています。 看護師長になると、通常の看護師とは業務内容が変わり、チーム医療の目標達成やチームワークの強化、教育とマネジメントを行うなど、おもに現場の看護師の人材管理を行います。 看護師の平均年収は508万1000円で、年齢別では55~59歳にピークの年収578万4500円に達します。 40代前半の平均年収は529万7400円で、看護師長の管理職手当を月5万円と仮定すると、年収はおよそ600万円であると予想できるでしょう。看護師の年収は病院の規模によっても差があり、病床数が多い職場の看護師長は年収が高い傾向にあると考えられます。