ベアトリス王女の元恋人、ドラッグの過剰摂取で死亡
ベアトリス王女が昔交際していたイタリア人のアートコンサルタント、パオロ・リウッツォが亡くなっていたことが明らかになった。新聞「サン」などが報じている。 【写真】ベアトリス王女の幼少期をプレイバック
報道によるとリウッツォは今年2月7日、マイアミのシティズンM・マイアミ・ワールドセンターホテルの部屋で亡くなった。現地の警察は同紙に「死因を薬物の過剰摂取と見て捜査している」とコメント、捜査は今も続いていると話している。
関係者は最近の彼の生活について「あまりうまくいっていなかった」「パーティーとギャンブルが大好きだった」とコメント。借金を返すために借金を繰り返し「悪循環に陥っていた」と話している。リウッツォはイタリア人の大富豪実業家の御曹司。彼の父は2001年に亡くなり、彼は多額の遺産を相続したはずだった。 リウッツォは以前から問題行動が多い人物として、マスコミを騒がせていた。2002年にはマサチューセッツ州で酔った末に学生とケンカに。殴って相手を死亡させ、過失致死罪で起訴されている。のちに暴行傷害罪に軽減され、100時間の社会奉仕活動と保護観察処分が言い渡された。
ベアトリス王女が彼と交際を始めたのは、保護観察中の2005年頃。当時イギリスマスコミは王女が交際するにしてはあまりにもいかがわしいと批判していた。しかも王女は当時17歳だった。しかし王女の母のセーラ元妃は2人の関係を支持。「私たちはみんなそれぞれの人生を歩み、自分で学ばなくてはならない。ベアトリスはもうすぐ18歳になる分別のある少女であり、リオッツォを含む多くの友人がいる」とわざわざ公式に声明を発表した。 (写真は当時のベアトリス王女)
しかしその後彼が保護観察処分の条件を違反してアメリカ国外に出たことが明らかに。彼はアメリカに送り返され保護観察処分も半年延長された。これが影響したのか2人は2006年に破局した。リウッツォは別れた後、「王女と恋に落ちたことはない」「ベアトリスとそこまで深く付き合いたかったかどうかはわからない」と話していたと同紙は報じている。また彼は交際中に王女と当時15歳だった妹のユージェニー王女がジャマイカでパーティーに参加、会場にはマリファナやマジックマッシュルームなどのドラッグが飛び交っていたことも暴露し物議を醸した。