社会人野球京都大会　大阪ガスーJR西日本　大阪ガス先発の執行は3回0封で降板する

　◇社会人野球第74回JABA京都大会Cブロック　大阪ガス5―2JR西日本（2024年4月28日　わかさスタジアム京都） 　大阪ガスが3連勝で予選ブロックを突破した。関学大卒のルーキー左腕の執行（しぎょう）大成投手（22）が3回を無失点で抑えると、4回から青学大卒の新人・秋山功太郎投手（22）が2回を0封するリーキーリレーで試合の流れを呼び込んだ。 　 　執行が「公式戦は初先発。（大阪ガスは）打線が凄いんで、いつか点を取ってくれる。安心して投げていました」と話すと、秋山は「執行が無失点だったので、僕が点を取られるわけにはいかない」と気合の投球でJR西日本に被安打を許さない投球を見せた。 　峯岡格（いたる）監督は「投げさせたい投手を使った結果、執行は3回になりました。秋山は力はあるが、大学でたくさん投げてはいない。経験を積ませてあげたい」と起用理由を説明する。 　打線は6回に2本の長打と敵失などで4点を奪うなど、昨年の日本選手権を制した試合巧者ぶりを見せつけた。プロ注目の高波寛生内野手（23）は8番・遊撃で先発して1安打。「どの打順でもやることは一緒。準決勝、決勝と調子を上げていければ」と目標の“都市対抗優勝”に向けて、まずは京都大会の優勝を勝ち取る覚悟だ。