空自戦闘機が着陸トラブル 岩国米軍基地 滑走路共用の岩国錦帯橋空港でANA機出発20分遅れ
1日午前10時55分ごろ、山口県岩国市の米軍岩国基地で、着陸した航空自衛隊三沢基地(青森県)所属のステルス戦闘機F35A1機が正規の位置で止まれず、オーバーランエリアと呼ばれる場所で停止するトラブルがあった。滑走路が一時閉鎖された。 防衛省によると、日米共同統合演習「キーン・ソード」の訓練を終えて岩国基地に戻った同機は何らかの原因で、機体から降ろしたフックをオーバーランエリアのケーブル状の装置に引っかけて止まった。操縦士にけがはなかった。 滑走路は約40分間閉鎖され、滑走路を共用する岩国錦帯橋空港の全日空1便の出発が約20分遅れた。中国四国防衛局から連絡を受けた岩国市基地政策課は「市民に不安を与えかねない。再発防止に努めてもらいたい」としている。
中国新聞社