第50回衆議院選挙が公示され、各党の党首が各地で支持を呼びかけました。選挙戦の注目ポイントについて伝えてもらいます。 「勝敗ライン」と「争点」についてお伝えします。まず、勝敗ラインです。今回の選挙戦は465議席を争います。石破首相は自民党、公明党で過半数の233議席の獲得を目標に掲げています。また、自民党が単独で過半数を獲得できるかも焦点です。 選挙区では、自民党のいわゆる裏金問題で非公認、もしくは重複立候補を認められなかった候補者の選挙区、およそ45の勝敗が注目です。裏金問題をめぐり有権者の審判が初めて下される形で、選挙戦全体にも影響を与えそうです。 続いて、注目の争点です。 まずは、物価高に対する経済政策です。自民党は低所得者向けの給付金。立憲民主党は消費税の給付付き税額控除。これ以外の野党は消費減税を訴えるなどしています。また、多くの政党が最低賃金1500円の目標を掲げていますが、選挙戦では、実現する具体的な道筋、成長戦略の具体論を提示することが求められます。さらに、国際情勢が大きく変化する中での国の安全保障政策の方向性、「選択的夫婦別姓」などもスタンスがわかれています。 選挙戦は15日から12日間。各政党、候補者には政策と財源をセットで説明することが求められます。