野田氏、政治改革は「党首会談で決着を」 石破氏との会談で要請
石破茂首相(自民党総裁)は11日午前、国会内で立憲民主党の野田佳彦代表と会談した。首相は、自民派閥による裏金事件を踏まえ、政策活動費の廃止などを含む政治改革に関する協議での協力を求めた。これに対して野田氏は、公開の場で議論した上で、最終的には自立の党首会談で決着させるべきだとの認識を示した。 野田氏によると、首相は会談で「政治に対する信頼を早く取り戻さなければいけない。次の臨時国会で与野党が一致できるよう努力したい」と述べた。 野田氏は政治改革について、企業・団体献金の禁止▽政策活動費の廃止――などを柱とした政治資金規正法改正案の野党案を提出したいとの考えを伝達。「熟議し、公開の場で合意点を見いだすことが必要だ。(自立で)党首会談をした上で決着をつけるべきだ」と主張した。首相は「持ち帰って検討する。即答できない」と述べるにとどめたという。また野田氏は、臨時国会の早期開催を求め「しっかり会期をとってほしい」と要求した。【池田直、川口峻】