「もう1日準備できる」順延6校、室内練習場で汗 選抜高校野球
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で18日の開幕予定が雨天順延となった第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)。試合予定だった6校の選手らは同球場の室内練習場で1時間半~2時間ずつ汗を流した。終了後にオンライン取材に応じた各校の監督と主将は「もう1日準備ができる」などと前向きに受け止め、初戦への意気込みを新たにしていた。 【過去には小芝風花さんも】センバツ応援イメージキャラクター 今大会は新型コロナウイルス対策で通常の甲子園練習がないこともあり、初出場の和歌山東の米原寿秀監督は「室内練習場で練習させていただけたので、経験という意味でも良かったと思っている」。此上平羅主将は「この日のために調整してきたので少し残念な気持ちもある」としつつ、「1日延びた分、自分たちがもっとレベルアップできるという捉え方をしたい」と話した。 開幕試合に臨む浦和学院(埼玉)の森大監督は「昨日から雨予報だったので、それも含めて準備していこうと話していた。練習できたし、新たな気持ちで挑めれば」。八谷晟歩主将はナインについて、甲子園へ向かうバスの中では緊張で少し硬くなっていると感じたというが、「バスを降りて少し表情が緩み、練習では野球に集中している表情だった」と安心していた。 一方、九州国際大付(福岡)の楠城徹監督は「雨はあることだし、九州大会でも経験しているので別段変わったことはない」。この日が誕生日の野田海人主将は「試合をして勝ちたかったが、雨では仕方がない。明日勝つことを目標にやっていきたい」と語った。 また、17日に急きょ出場が決まった近江(滋賀)は18日午後、学校内の室内練習場で調整した。多賀章仁監督は選手たちに特に気負った様子はないといい、「普段通りの顔つきで体を動かせている。雨で1日延びたことは応援の準備を整える面でもありがたい」と話した。【橋本陵汰、平本絢子、浅野翔太郎、礒野健一】 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/】)でも展開します。