阪神・岡田彰布監督、聖域なき采配で監督通算700勝 今季初の近本外し…12安打8点の猛攻でメモリアル
「久しぶりにいい流れだったんでね。ちょうど(シーズン)半分くらいでしょ、きょうで。だからきょうの形を続けていくことですね」
監督通算700勝を大勝で飾ったが「ああ、全然忘れてましたけどね」。首位広島を3・5ゲーム差で追う2位の岡田監督が見据えているのは、セ界の頂点だけ。勝利とチームの成長につながるこん身の手を打ち続けていく。(新里公章)
■今季初の欠場…近本「次出たときにしっかり準備したところを出すだけ」
今季フルイニング出場を続けていた近本がスタメンを外れ、最後まで出番がなかった。4番も務めた6月は月間打率・167(78打数13安打)と低調だった。昨年9月24日の中日戦(バンテリン)以来となる欠場で、試合後は「チームが勝ったのがうれしかった」と口にした。自身については「次出たときにしっかり準備したところを出すだけだと思うので」と語った。
■データBOX
◉…阪神・岡田監督は監督通算1355試合で700勝(606敗49分け)に到達した。通算20人目。監督初勝利は2004年4月2日の巨人戦(東京ドーム)。最多は鶴岡一人(南海)の1773勝。阪神の監督としては512勝とし、球団最多の藤本定義の514勝まであと2に迫っている