センバツ優勝の健大高崎に県民栄誉賞 「歴史に残る快挙を達成」
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)で群馬県勢初の優勝を果たした健大高崎の選手らが3日、県庁を訪れて山本一太知事に全国制覇を報告した。山本知事は「県勢として歴史に残る快挙を達成していただいた」と選手らをたたえ、県民栄誉賞を贈ると発表した。 【激闘の決勝戦を写真で】健大高崎-報徳学園 青柳博文監督は「準決勝の星稜戦、決勝の報徳学園戦は厳しい試合で、負けてもおかしくなかった。県民の皆さんの大きな声援を糧に頑張ることができた」と感謝し、箱山遥人主将(3年)は「県勢初のセンバツ優勝は多くの方々のご協力のおかげ。春夏連覇の目標を掲げて頑張りますので、応援よろしくお願いします」と決意を述べた。その後、ベンチ入りメンバーが1人ずつ大会を振り返り、金井俐樹選手(同)は「甲子園の舞台を楽しめた。春夏連覇に向けて練習を頑張る」と話した。 阪神甲子園球場で決勝を観戦した山本知事は「皆さんの熱闘がどれだけ県民に勇気とエネルギーを与えたか。皆さんの力を結集して優勝を勝ち取ったのだと思う」とねぎらった。 山本知事は県民栄誉賞の理由について「素晴らしいニュースを届けてくれた。特に準決勝、決勝のシーソーゲームを乗り越えた姿は十分に値する」などと記者団に語った。同賞は、2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得したソフトボール日本代表の県内関係者らに贈呈して以来で、健大高崎が8例目。 選手らは県議会も訪問し、安孫子哲議長に優勝を報告した。【日向梓】