【選手権】取材ライターが選ぶ「下級生ベスト11」! 得点王は多彩なフィニッシュワークを披露。天才ドリブラーは切り札として奮闘した
的確なカバーリングでピンチの芽を詰んだ大津の村上
前橋育英の7年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた第103回高校サッカー選手権。決勝ではチケットが完売となり、国立競技場には史上最多となる5万8347人が詰めかけた。“最後の冬”となる3年生たちが輝きを放った一方で、印象深い活躍を見せた下級生たちもいる。 【動画】激闘のファイナル、両校優勝にしたい! 前橋育英vs.流経大柏ダイジェスト 本稿では、来年度の主役になりそうな俊英をベストイレブン形式で紹介する。ポテンシャルを秘めた有望株が今後、どのような成長を見せていくのか。来季の高校サッカー界を担う逸材たちから目が離せない。 ――◆――◆―― GK 有竹拓海(静岡学園/2年) 日大藤沢で選手権を経験した3つ上の兄はFWだったが、自身はGKとして活躍。2年生ながら全試合にフル出場した。ハイボールに強く、足もとの技術も水準以上。今後も守護神として君臨し、チームを日本一に導けるか。 DF 久保遥夢(前橋育英/2年) 松田直樹に憧れる2年生CBはチームの日本一に貢献。空中戦の強さや球際の守備で持ち味を発揮した。名実ともに主軸となる新シーズンは3度目の選手権制覇で連覇、そしてインターハイとU-18高円宮杯プレミアリーグを含めた“3冠”にチャレンジする。 DF 村上 慶(大津/2年) キャプテンの五嶋夏生とCBでコンビを組み、クレバーな守りで最終ラインを牽引した。瞬時に状況を見極め、的確なカバーリングでピンチの芽を詰む姿は実に頼もしい。キャプテン候補のひとりでもある来季の主役候補は、今大会の悔しさをバネにさらなる飛躍を目ざす。 DF 永井健慎(矢板中央/2年) 本職は右SBだが、今季はCBや右ウイングバックでも起用された。今大会は右ウイングバックを任され、堅実な守備に加えて、課題だった攻撃面で進化の跡を示す。積極的に仕掛けてゴールに絡むなどプレーの幅を広げた。 DF 竹ノ谷優駕(前橋育英/2年) 左SBを主戦場とするが、体調を崩した柴野快仁の離脱によって2回戦から準決勝まではボランチで先発出場を果たした。最終ラインでも中盤でも戦術眼が光り、安定感のあるビルドアップで組み立てた。
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