ビッグモーターを書類送検 違法な残業させた疑い
中古車販売大手ビッグモーター(東京都多摩市)が従業員に違法な時間外労働をさせたとして、厚生労働省東京労働局は1日、労働基準法違反の疑いで、法人としての同社などを書類送検した。同社を巡っては、自動車保険の保険金不正請求や店舗周辺の街路樹に除草剤をまいた問題が相次いで発覚。過労死につながりかねない働き方を従業員に強いていた疑いが新たに浮上し、批判はさらに強まりそうだ。 書類送検容疑は2023年2月、店舗の従業員6人に対し、労使協定で定めた上限を超える時間外労働をさせた疑い。捜査は、悪質な長時間労働などを扱う過重労働撲滅特別対策班(通称・かとく)が担当した。