自民“重鎮”破った新人「愛車は12万円の中古」…福岡の新人議員3人が初登院 特別国会が開会 それぞれの決意を胸に
11日午後、特別国会が開会し、改めて石破総理が選出されました。 福岡からは新人3人が衆議院議員としての1歩目を踏み出しました。
◆記者リポート 「国会議事堂の正門が開きました。議員たちが続々と中に入っていきます」 開門と同時に、胸躍らせながら国会入りを果たした全国の新人議員たち。 その中には、福岡4区で出馬し比例での初当選を果たした国民民主党、許斐亮太郎さんの姿もありました。 かつてはNHKのカメラマンとしてこの国会にも取材に来ていたといいます。 ◆初当選 国民(比例)許斐亮太郎議員 「今回は立場が変わって、議員という立場で国会に来ることになった。身の引き締まる思い」
福岡5区で初当選した自民党の栗原渉さん。 3年前の衆院選では県議を辞職して立候補を表明したものの、現職を優先する党本部の鶴の一声で断念したため、浪人生活を経てようやくたどり着いた念願の舞台です。 ◆初当選 自民(福岡5区)栗原渉議員 「大変な仕事をお預かりした。地元の皆さんの気持ちと一緒に、きょう門から入った」
今回、福岡の小選挙区で一番の驚きだったのは、維新の村上智信さんが自民党の重鎮、武田良太さんを破ったことでした。 3度目の挑戦でつかんだ国会議員の座。 これまでの道のりは泥臭く地道なものだったといいます。
Q.これは愛車? ◆初当選 維新(福岡11区)村上智信議員 「そうですね。これ1台しかありません。中古で11万キロくらい走ってる車を買いました。12万円でした。」
翌日に初登院を控えた10日夜、村上さんは次男の拓磨さんと食事をしていました。 国会議員を志し、官僚を辞めたあと福岡で8年に及ぶ単身生活を送ってきました。 東京に残った息子とは久しぶりの再会です。 ◆次男 拓磨さん 「信じていないわけじゃないが、国民の期待を裏切らないようなそんな政治家にちゃんとなってほしい」 息子からのエールもしっかり受け取りました。
そして11日、その胸についに議員バッジが…。 ◆初当選 維新(福岡11区)村上智信議員 「大きく日本を変えたいという強い覚悟で政治家を目指していたので、さらに自分の覚悟の強さが固まっている」 衆議院で与党が過半数割れし、不安定な政権運営が予想される中、福岡の新人議員たちにかかる期待も高まっています。
テレビ西日本