黒木瞳「一言のセリフだけでもいいから参加させてと立候補」 アニメ映画「ベルサイユのばら」ナレーションで念願の出演
女優の黒木瞳(64)が来年1月31日公開のアニメ映画「ベルサイユのばら」(吉村愛監督)でナレーションを担当することが20日、分かった。 1972年から「週刊マーガレット」(集英社)で連載され、宝塚歌劇団の舞台でも知られる名作をアニメ映画化。18世紀後半のフランスを舞台に男装の麗人オスカル、王妃マリー・アントワネットらの愛と運命を描く。2022年に製作決定が発表されると、黒木はすぐに反応した。「一言のセリフだけでもいいから映画に参加させていただきたいと、立候補させていただきました。そして、ナレーションというお話を頂けたので、驚くと同時にとてもうれしかったです」と明かす。 「ベルサイユのばら」は元トップ娘役で大地真央(68)との黄金コンビで一時代を築いた女優・黒木瞳の原点だ。地元の福岡で上演された宝塚の「ベルサイユのばら」を見て、世界観に魅了されタカラジェンヌを志した。「『ベルサイユのばら』の魅力は史実だけではなく、その時代に生きた一人一人の登場人物にスポットを当てて人生や愛や苦悩を描いたところだと思います。史実とフィクションを交えた物語は後世に残る愛ある作品です。何度でもご覧いただきたいと思います」と呼びかけた。 また、シンガー・ソングライターの絢香(36)が主題歌「Versailles―ベルサイユ―」を担当することが決定した。「激動の時代を生き抜く登場人物たちの勇気、純粋な愛、そして力強さの中に潜むはかない運命に深く心を打たれ、その思いを音楽として表現すべく、一音や一言すべてに心を込めて製作しました」と思いを語っている。
報知新聞社