ヘンリー王子の回顧録、第2弾の可能性に王室は戦々恐々 メーガン妃は出産前に「リリベット」の権利を登録
昨年1月に回顧録『SPARE(原題)』を出版したヘンリー王子。約1年が経過したが王室は続編の出版を恐れているという。王室専門家で今週チャールズ国王の新しい伝記『Charles III: New King, New Court, The Inside Story(原題)』を出版するロバート・ハードマンが書いている。 【写真】ルイ王子は5歳に! 英ロイヤルキッズの2023年ベストモーメント
ハードマン曰く「王子の回顧録について王室が一番心配しているのは、最近の出来事が大きく省略されていること。王子と妃の結婚式や結婚生活、王室からの離脱は回顧録のごく一部、つまり5分の1以下だった。これは続編か、メーガン妃による回顧録がいずれ出版されることを示唆している」。王子の生い立ちにページの大部分が割かれていることを指摘していた。
王子のスポークスパーソンは2021年に「契約している回顧録は1冊のみ。複数巻ではない」と発表している。しかしこれは原稿が完成する前の話。王子は回顧録を出版する際のインタビューで「最初の草稿は800ページあった」と語っている。出版されたものが約400ページなのでほぼ半分を削ったことになる。
王子曰く「家族の中の誰かについて盛り込むと、ゴミ箱行きになる部分があった。それはわかっていたが家族抜きで私の物語を語るのは不可能だ。それに本の中に登場する全員の性格や個性を理解する必要がある」とコメント、結婚生活や王室離脱を語るには、生い立ちを告白する必要があったと主張していた。イギリスマスコミの一部は、この発言を『SPARE』は来るべき第2弾を読むための基礎知識だと言っているものと解釈、今回削除した400ページ分を続編として出版するのではないかと見ていた。
ちなみにこのハードマンの伝記をきっかけに、王子と妃がエリザベス女王の承諾を取らずに女王のニックネーム「リリベット」を娘に命名した疑いが再浮上している。他の王室専門家やレポーターたちの中からも、独自の情報源から得た証言をもとにハードマンの主張を支持する人たちが現れている。王室レポーターのレベッカ・イングリッシュもその1人。「女王は『2人に名前を奪われた』と言っていた」という証言を自分の記事で紹介している。