IBF王者マルティネス「血を呼ぶかもしれない」7・7井岡一翔戦へ激闘予告
プロボクシングIBF世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)が、WBA世界同級王者井岡一翔(35=志成)との「激闘」を予告した。22日、7月7日に東京・両国国技館で井岡との2団体王座統一戦に臨むと発表。この日、都内のホテルで行われたカード発表会見に出席した。21日に来日していたマルティネスは「初来日だ。ここに来られたことを大変、うれしく思う。井岡選手は普通のライバル。彼に怖いと思う気持ちはない。幸せで感謝している。待ち望んだ試合になる」と気持ちを高揚させた。 22年2月に9度の防衛に成功していたジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を下してIBF王座を獲得。今回は昨年6月、ジェイク・ボルネア(フィリピン)との2度目の防衛戦を制して以来、約1年1カ月ぶりのリングとなる。「井岡選手のボクシングスタイルはとても好き。正統派スタイルだ。私も自分自身のスタイルを大変、気に入っている。足を使って逃げたりしない。正面から戦い、スペクタクルな試合する。試合当日は観客が満足してもらえるような試合を務めたい」と気合十分だ。 今後は、母国アルゼンチンで約2カ月間のトレーニングキャンプを消化し、試合2週間前に再来日するという。自身初の他団体王者との統一戦を控え、「統一戦は本当に長いこと、望んでいたこと。やっと実現する。私はそのために戦う。自分の良さをすべて出した試合をやりたい。観客のみんなが満足するような試合をする。血を呼ぶかもしれない。大変にスペシャルな、重要な試合だ。アルゼンチンのためにベルトを持って帰りたいと思う。私のすべてを出す試合にしたい。私は前に進むだけだ」と王者らしいオーラを漂わせていた。