「迷いはない!地方から悔しさをぶつける」高校卒業したプロキックボクサーが広島から世界チャンピオン目指す
芝宏二郎 選手 「この前、那須川龍心に負けてからボクシング技術が足りないというのが課題だったので」 ― ボクシングとキックボクシングは違う? 「全然、違います」 ボクシングはパンチだけで、キックボクシングのように蹴りがないため、相手との距離やディフェンスも違ってきます。履き慣れないリングシューズで練習に臨みます。 スパーリング相手は、ライトフライ級の 吉田太雅 選手。スピードが持ち味、去年の全国選抜3位のトップ選手です。 芝宏二郎 選手 「めちゃくちゃ速いし、めちゃくちゃ強いです。でも吉田太雅くんのパンチを受けてたら、試合相手のパンチなんか全然怖くないんで」 崇徳高校ボクシング部 吉田太雅 選手 「宏二郎選手はパンチ力もあるし、自分が大振りになったところ、そこを狙ってショートでカウンターパンチ入れたり、宏二郎選手がペース持っていくような感じなのでやりづらいです」 ■大手ジムの誘いを断り、広島に残る理由は? 崇徳高校での練習を終えた後、向かったのはプロ選手として所属するジムファイターズです。ジムには、宏二郎選手にあこがれ、プロを目指す子どもたちもいます。 芝宏二郎選手がアドバイス 「ガードを高くしてジャブ、前に前に行きながら手数を出していく」 渡邊夢斗 くん(小学6年生) 「宏二郎選手は優しいです、優しくてパンチをいっぱい教えてくれます」 楠本龍賢 くん(小学3年生) 「プロになってチャンピオンになって宏二郎君みたいに強くなりたいです」 芝宏二郎 選手 「自分にあこがれるみたいな感じなのでうれしい。見本になる選手にならないといけないと一層思っている」 保護者 「宏二郎選手はジムの子どもたちにとってあこがれの存在だと思います」 ジム会員 「こうして周りの人が応援に来たり、取材があったりというのは、みんなの励みというか目標になる、若い子たちが」 宏二郎選手はプロ転向後、寺西トレーナーと二人三脚で闘ってきました。寺西トレーナーの構えるミットにコンビネーションを次々と繰り出します。息もピッタリです。
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