後半の3得点で福岡に快勝した町田が首位再浮上!広島は終盤に追いつかれ、鹿島との上位対決を勝ち切れず | 9月14日結果まとめ | Jリーグ
【国内サッカー ニュース】14日、明治安田J1リーグ第30節、J2リーグ第31節、J3リーグ第28節の計20試合が行われた。 ●【動画】ユース出身の17歳が見せた強靭なフィジカル!振り向きざまの反転シュートでJ初ゴール!
J1リーグは7試合が行われ、首位を争う2チームの行方に注目が集まった。 前節首位を明け渡したFC町田ゼルビアは、敵地でアビスパ福岡と対戦した。試合は開始早々に中山雄太が負傷交代を強いられると、前半の飲水タイム明けには昌子源も脳震盪で交代。前半のうちに堅守の要である両センターバックを欠くアクシデントに見舞われた。 それでも町田が後半立ち上がりにロングスローの流れから藤本一輝のゴールでリードすると、56分には藤本のクロスが相手DFに当たってオウンゴールで追加点。69分には、ナ・サンホのダメ押し弾も生まれ、さらにリードを広げた町田が3得点で快勝した。 クラブ新記録となる7連勝中のサンフレッチェ広島は、敵地で鹿島アントラーズとの上位対決に臨んだ。 試合は、鹿島が17分にCKを頭で合わせた知念慶のゴールでリードしたが、その2分後には加入後初先発を飾ったゴンサロ・パシエンシアがCKから同じような形から初ゴールを奪い、広島がすぐに試合を振り出しに戻すと、36分には川辺駿が折り返したボールを松本泰志が詰めて前半のうちに形勢を逆転した。 逆転を許した鹿島は後半から3バックにシステムを変更すると、82分に途中出場の徳田誉がペナルティエリア内で相手を背負いながらもうまくゴールに流し込んで同点。終盤はお互いに勝ち点3だけを目指し、激しい攻防を繰り広げたが、ゴールは生まれずに勝ち点1を分け合っている。 この結果を受けて連勝が「7」でストップした広島が2位に後退し、町田が首位へと返り咲いている。 残留争いの直接対決となった柏レイソルとジュビロ磐田の一戦は、開始早々に渡邉りょうの移籍後初ゴールで先行した磐田が26分には中村駿のゴールで追加点も奪い、前半のうちに2点差とする。後半は柏に押し込まれる展開が続いたが、中央を硬く閉じる守備を最後まで続けて9試合ぶりのクリーンシートで残留圏まで勝ち点1差に迫る大きな勝ち点3を手にしている。 6試合勝ちなしが続いていたFC東京は、前半序盤に今季初先発を飾った東慶悟のゴールで先制すると、31分にはディエゴ・オリヴェイラがPKを沈めて前半に2点差に。後半に入っても勢いは止まらず、65分には高宇洋、81分には仲川輝人のゴールも生まれ、今季最多の4ゴールを奪取して名古屋グランパスを撃破してトンネルを抜け出している。 その他、マチェイ・スコルジャ新監督の初陣となった浦和レッズは、MF関根貴大のゴールを無失点で逃げ切って新体制で初白星を飾っている。北海道コンサドーレ札幌は、後半の2失点で東京ヴェルディに敗れ、連勝が「3」でストップ。アルビレックス新潟は、湘南ベルマーレから3ゴールを奪い、リーグ戦では6試合負けなしと好調を維持している。 J2リーグは6試合が開催。首位を追う清水エスパルスは、レノファ山口FCに一時は追いつかれたが、矢島慎也の2ゴールの活躍もあって地力の差を示したほか、ファジアーノ岡山が3得点を奪う快勝で4位に浮上し、プレーオフ圏内浮上を狙うモンテディオ山形や藤枝MYFC、ブラウブリッツ秋田、徳島ヴォルティスが勝ち点3を積み上げている。 7試合が行われたJ3は、首位独走中の大宮アルディージャが3得点を奪い、ギラヴァンツ北九州との上位対決を制した一方でFC今治は、先制を許した後すぐに追いついたものの、松本山雅FCに勝ち切れずにドロー。昇格圏2チームの背中を追うカターレ富山は、3点リードから1点差に詰め寄られながらも勝ち切って、自動昇格圏との差を「4」に詰め寄っている。 ■9月14日開催 結果 ・J1第30節: 札幌 0-2 東京V 鹿島 2-2 広島 福岡 0-3 町田 柏 0-2 磐田 FC東京 4-1 名古屋 新潟 3-1 湘南 G大阪 0-1 浦和 ・J2第31節: 仙台 2-3 藤枝 清水 4-1 山口 秋田 1-0 千葉 山形 4-1 群馬 岡山 3-0 愛媛 徳島 3-1 大分 ・J3第28節: 岩手 1-2 八戸 岐阜 1-2 相模原 富山 3-2 YS横浜 金沢 1-3 讃岐 大宮 3-0 北九州 長野 1-1 奈良 今治 1-1 松本