「地震に強い」部屋づくりのためにやっておきたい5つのこと。どこか1か所「安全地帯」をつくる
3:玄関までの避難路を確保
地震が発生すると、家具やものはありえない動き方、倒れ方、崩れ方をします。倒壊や火災などのリスクがある場合は、速やかに外に出る必要があります。 そのとき、部屋から玄関までの通路が転倒した家具やもので遮られていたら、避難に時間がかかってしまい危険です。各部屋から玄関までのルートは確保しておいてください。
4:寝る前だけでもいいから片づける
暗闇では、足元を確かめることができません。人は意外なものでケガをします。被災地で鉛筆やシャープペンシルが足を貫き、歩けなくなった方を私は何人も見てきました。足をケガしてしまったら、避難やその後の復旧活動に大きな影響を与えます。 毎日、夜寝る前にだけでいいので、散らかったものを片づける習慣をつけましょう。片づけるといっても、出しっぱなしのものを一緒くたに収納ボックスの中に入れるだけいい。寝る前のこのワンアクションだけで、生存率は上がります。
5:どこか1か所「安全地帯」をつくる
もう少しがんばれるという人は、ここだったら電気が落ちてこない、エアコンが落ちてこない、ものが倒れてきても当たらない、という空間をつくっておきましょう。 そして、地震が起きたら、とにかくそこに「逃げる」。そんな安全地帯を家の中に設けておくのです。 ほかの部屋がどれだけものであふれていても、その部屋・スペースだけは散らかさず、床にはなにも落ちていない、という状態にしておきましょう。その安全地帯に食糧と水の備蓄を置いておけば、キッチンがぐちゃぐちゃで使えないというときでも1~2日ははなんとかなるでしょう。
ESSEonline編集部