羽田空港、“環境に優しい”カート 3タミで2種類、ペットボトルのフタ再利用
羽田空港の国際線が発着する第3ターミナル(T3)を運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は4月5日、新型のカート2種類を導入したと発表した。買い物用と幼児用の2種類で、樹脂の一部にはペットボトルのフタを再利用して製造した環境に優しい作りで、手押し部分のハンドル樹脂には抗ウイルス・抗菌素材を使用した。いずれも3月26日に導入し、T3の制限区域のみで使える。 カートは買い物かごなどを製造するスーパーメイト(岐阜・笠松町)が製造。買い物用のカートは小型の2段構造で、上段には免税売店などでの購入商品を、下段には機内持ち込みサイズのキャリーバッグを置くことができる。ベビーカートは幼児との対面式を採用した。 従来は廃棄焼却されることの多かったペットボトルキャップを、ハンドルや下段バンパーなどの樹脂素材の一部に使用した。ハンドルの抗ウイルス・抗菌素材は、SIAA(抗菌製品技術協議会)が認証した。
Yusuke KOHASE