“不正乗車やめて”JR九州が訴え 無人駅で下車…「170円切符」券売機での販売を一時中止に 福岡
日テレNEWS
JR九州は、一番安い切符を使った“不正乗車”が行われている可能性があるとして、8月10日まで、小倉駅で「170円切符」の券売機での販売中止を決定しました。 ◇ 27日午後、JR九州の社長が会見に臨みました。 JR九州 古宮洋二社長 「(小倉駅では)1日平均で170円の切符が300枚売れるが、(隣の)西小倉駅での回収枚数が30枚しかない。約1割しか回収されていない」 JR小倉駅で販売されている最短区間にあたる170円切符の実に9割が、隣駅では回収されていない実態を明らかにしました。 その一方で、JR九州の駅全体の6割を占める“無人駅”で下車しているという目撃情報が多く寄せられているといいます。 つまり、一番安い切符を使っての“不正乗車”が行われている可能性があるというのです。 “不正乗車”の目撃者 「自分の周りにも無人駅が多くて、安い切符を買っていくみたいな(人がいる)」 こうした状況を受け、JR九州は8月10日まで、小倉駅で170円切符の券売機での販売を取りやめ、みどりの窓口を含む対面販売のみに変更しています。 JR九州 古宮洋二社長 「無人駅になったら切符を買わなくていいというのは、お客様の心理としてゼロとは言いませんけど、ちゃんと運賃を、所定の切符を買っていただく。お客様に訴え続けていきたい」