被災者を思いプレー 小矢部で北陸ウェルフェアゴルフ 瑶子さま迎え98人交流
寬仁(ともひと)親王記念杯第26回北陸ウェルフェアゴルフトーナメント(富山新聞社、北國新聞社後援)は17日、三笠宮寬仁さまの次女瑶子さまをお迎えして、小矢部市のゴルフ倶楽部ゴールドウインで行われた。今年は能登半島地震や奥能登豪雨に見舞われた被災地に思いを寄せて義援金を贈る形で企画され、北陸三県を中心にした参加者98人は寬仁さまが残した善意とフェアプレーの精神をかみしめながら交流を深めた。 【写真】ティーショットを放つ森口プロ=小矢部市のゴルフ倶楽部ゴールドウイン ●西田さん総合優勝 瑶子さまは参加者のプレーを観戦した後、表彰式に臨まれ、「被災された方々の笑顔が一日も早く戻ることを祈っています」と述べた。大会長の西田明男ゴールドウイン会長は「被災者の思いを少しでも分かち合い、手を差し伸べたい」などとあいさつした。20回出場の谷田一郎さん(小矢部市)に感謝状が贈られた。 競技は18ホールストロークプレー、ダブルペリア方式で行われた。一般男子の部に64人、シニアの部(70歳以上)に22人、女子の部に12人が参加し、西田憲彦さん(金沢市)が総合優勝、杉本敏信さん(魚津市)がシニア男子優勝、石黒聖美さん(高岡市)が女子優勝に輝いた。ゴールドウイン所属の森口祐子プロも円熟味あふれるプレーを披露した。 大会は障害者福祉への正しい理解を深める活動の推進を目標に掲げ、参加費の一部とウェルフェアホールでの収益金を福祉施設に寄付している。今回は能登半島地震災害義援金として、日本赤十字社富山県支部を通じ、被災地に届けることを決めた。 表彰式で西田大会長が同支部の布野浩久事務局長に、参加費から経費を除いた39万2千円とゴールドウインからの寄付金を合わせた100万円の目録を手渡した。 【成績】(数字はOIGHNの順) ◇総合優勝 西田 憲彦 38・39・77・7.2・69.8 ◇シニア男子優勝 杉本 敏信 35・36・71・-1.2・72.2 ◇女子優勝 石黒 聖美 44・41・85・12・73 ◇総合順位 (2)杉原 幸博 43・45・88・15.6・72.4 (3)山崎 睦典 40・41・81・8.4・72.6 (4)沼田 宏和 43・49・92・19.2・72.8 (5)本江 明夫 37・42・79・6・73