キャベツ色の南海車両出発 銚電、青い2001F引退
千葉県銚子市のローカル鉄道・銚子電鉄が3月末をめどに、南海電気鉄道から譲り受けた1969年製「2200系」2両の運行を始めることになった。車体は沿線のキャベツ畑をイメージした淡い緑色を基調に塗り直され、本社を兼ねる仲ノ町駅で9日に出発式が開かれた。車両導入は8年ぶり。2両は昨年7月まで南海高野線などを走っていた。 一方、2色の青で塗られた外装を特徴とし「大正ロマン電車」の愛称でも親しまれた62年製「2001F」2両が今月中旬、老朽化に伴い引退した。京王帝都電鉄(現京王電鉄)で活躍後、伊予鉄道(松山市)を経て2009年に銚電へ譲渡された。解体される予定。 銚電の営業運行は、中古の6両態勢が維持される。竹本勝紀社長は「皆さまに『シニアモーターカー』として愛されるべく、整備し走らせ続けたい」としている。