【奥菜恵インタビュー】「尋常性白斑」を公表した奥菜恵が、難病を患っても「表現」を続ける理由
「病気の告知を受けたときは、頭が真っ白になりました」 こう語るのは、15年ぶりの写真集『奥菜恵写真集 Okina Megumi』(宝島社)を発売した、俳優・奥菜恵(44歳)だ。デビュー30周年を記念した同写真集では、美しい背中やレオタード姿といった大胆ショットを披露している。 【写真】美しすぎる…!奥菜恵の貴重な「美貌接近ショット」 2023年10月に公開された岩井俊二監督の映画『キリエのうた』に出演するなど、順調な仕事ぶりに加え、私生活では俳優・木村了(35歳)と結婚8周年を迎えた。公私ともに充実した印象に見える奥菜は昨年、肌の色素が抜ける難病「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」を公表した。
なぜ、難病を公表したのか?
病気を患ったのは、3年前のコロナ禍だった。 「病院に行ったら、お医者さんから『これは進行しますよ』『すぐには治らない』と言われてしまいました。やっぱり、表に立つ仕事をしているので、告知を受けたときは『この仕事をいつまでできるのだろう? 』『もう、表舞台に立てなくなっちゃうかもしれない』という不安に苛まれました」 自身のインスタグラムでは「元々極度のアレルギー体質だった私は、自身のアレルギーが引き金となって尋常性白斑という病気を発症してしまいました」と告白。この投稿には多くの反響が集まったが、奥菜はなぜ、自ら難病を公表したのか。 「あえて言わなくてもいいことなので、もともと公表するつもりはありませんでした。ただ、私がプロデュースする美容液を発表するタイミングだったこともあって、発表当日にふとインスタグラムで呟いたというか……。 この美容液は、ただ単に思い付きで発表した商品ではなく、私自身が尋常性白斑という悩みがあって生まれた商品だということを伝えたかったんです。『この美容液で、肌に悩む方々の力になりたい』と思ったことが、商品が生まれたきっかけでしたので、それをしっかりと公にしたほうがいいと感じました。 決して片手間でやっているのではなく、『病気や肌に悩む方々に対して真剣な気持ちで取り組んでいることが皆さんに伝われば良い』という気持ちだけでした」