“マフレズ世代”に1つの区切り FIFAランク30位のアルジェリアがまさかのAFCON未勝利で去る
アンゴラ、ブルキナファソ、モーリタニア相手に0勝
まさか1勝も出来ずに終わるとは予想外だったか。23日にアフリカ・ネイションズカップ2023のグループステージ最終節でモーリタニア代表と対戦したアルジェリア代表は、0-1で敗れてグループD最下位が確定した。 同大会は3位でも成績上位チームには決勝トーナメント進出のチャンスが残るのだが、アルジェリアは初戦でアンゴラと1-1、2戦目でブルキナファソと2-2で引き分け、最終節のモーリタニア戦では0-1で敗北と、勝ち点2しか稼げず最下位に終わった。 アルジェリアは前回大会もグループステージで消えたが、それでも2019年大会には優勝しているチームだ。アフリカを代表するタレント集団の1つであり、2019年大会制覇を知るメンバーも多い。 しかし、今大会はMFリヤド・マフレズ、FWイスラム・スリマニのベテランコンビも目立った結果を残せなかった。同じベテランでは32歳のFWバグダード・ブーンジャーが奮闘したが、勝利には繋がらず。 チームは他にもOGCニースMFヒシャム・ブダウィ、世代別フランス代表からアルジェリア代表へと切り替えたローマMFフセム・アワール、リールMFアダム・ウナス、ビジャレアルDFアイサ・マンディなど若手からベテランまで欧州主要リーグでプレイする者が名を連ねている。名前だけ見ればまずまず豪華だが、今大会はあっさりと敗退だ。 マフレズらの世代に1つの区切りがついたのは間違いない。世代交代が遅れたことの影響もあったかもしれないが、FIFAランク30位のアルジェリアの早期敗退は今大会のサプライズと言えそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部