明石家さんま、西川のりお…吉本芸人が粗品“包囲網”展開 物議の“かみつき芸”はネタか本気か
お笑い芸人・霜降り明星の粗品(31)の“かみつき芸”が波紋を広げている。 木村拓哉(51)へは、「フジテレビであいさつして無視された時、この距離でキムタクと目が合ったけど、俺の首の角度がせいやと目合ってる時より下やったな」、元雨上がり決死隊の宮迫博之(54)へは、「先輩ちゃうやろ。あんなもん」、講談師の神田伯山(41)へは「おもんない」とバッサリ。そのスタンスに吉本の芸人たちが反応している。 渡部建の地上波“完全復活”はまだ先か…今後「絶対にやってはいけないこと」を識者が指摘 当て逃げ事故を起こし活動を自粛していたが、粗品から「復帰が早すぎる」とイジられていたお笑いコンビFUJIWARAの藤本敏史(53)は、自身のユーチューブチャンネルで、「おい粗品! お前ちょっと調子乗りすぎやな」と発言。さらに宮迫の「お前、アメトーーク!みたいな番組つくったけ?」発言になぞらえて、「お前、ヘキサゴンみたいな番組つくったけ?」と挑発。しかし、相方の原西孝幸(53)から「あれ紳助さんの番組」とツッコまれていた。 フジモンの発言はネタ臭が強いが、宮迫に毒を吐いた当初は、大御所の明石家さんま(68)も、ラジオ番組で、「あれ、どういうケンカか知らんねんけども、俺は最初2人組んで、狙いでやってると思った」として、「けれど、マジやったら、我々世代、芸能界では考えられない。後輩が先輩を……っていう。吉本じゃないっていったって、お笑い芸人は先輩後輩やから。縦やからな。だから、先輩に対してああいうことを言うっていうのは、本当は間違いやねんけども……」とコメントしていた。
「何かを打破しようとやっているように…」
さらに、20日には、同じく吉本所属の西川のりお(73)が「ますだおかだ増田のラジオハンター」(ABCラジオ)で「(吉本を辞めた宮迫をディスるのは)フェアやないねんね」などと苦言を呈した。 「何でかいうたら、さんまちゃんも同じこと言うたけどね、おそらく粗品は人を見てると思うのよ」。さらに、キムタクに絡んだことについても、「木村拓哉があんな男、相手するわけないやん。相手したら粗品が得やん」とした上で、今、レギュラーが減っている霜降り明星について、「(レギュラーが多いと)守ってしまうから、しゃべりが面白くないねん。だから、あいつらレギュラーゼロになった方が面白いと思うよ」とした。 キー局バラエティー関係者はこう話す。 「レギュラーが減っているのは単純に数字が取れなくなっているからでしょう。“おもろいか、おもろくないか”と笑いに対してトガっている粗品は、ユーチューブもあり、テレビのレギュラー本数にばかりこだわっているわけではないようですが、何かを打破しようと“かみつき芸”をやっているようにも見えます」 お笑い評論家のラリー遠田氏が付言する。 「粗品さんは目上の人に対する礼儀もしっかりしていて、芸人からの評判はそこまで悪くはありません。今話題になっているかみつき芸も、あくまでも笑いのためのネタとしてやっている感じがします。今のところは致命的な問題になるようなことはやっていないし、今後も心配はないと思いますよ」 しかし“かみつき芸”は、一歩間違えれば「完全アウト」になってしまうスレスレの芸。相手選びとセンスが試されている。