お値段3万円! ディズニーランド開園前…「ミッキーマウスの電話機」が発売されていた
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開! 【写真】大崎潔/株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長 写写丸(以下、写) すごい存在感! ミッキーの顔がレトロです。ディズニーランドで発売されたものでしょうか? 大崎 いや、東京ディズニーランドが開園したのは1983年ですが、この電話機は1980年に神田通信工業という会社から発売されていたんです。版権のシールも、ディズニーランドのものではなく、ウォルト・ディズニーとなっているでしょう。 写 たしかにそうですね。外見はきれいな状態ですが、今でも使えるんですか? 大崎 使えますよ。この電話機は何タイプか発売されたのですが、ほとんどがダイヤル式。プッシュ式は少数です。 写 場所も取るし、どんな人が使っていたのでしょう。 大崎 想像ですが、裕福なご家庭の娘さん向けだったのだろうと思います。子供部屋にぴったりで、お嬢様が自室で誰かとおしゃべりをする……という情景が頭に浮かびます。 写 豪華ですね。当時は憧れの一台だったのでしょう。 大崎 その後、電電公社が民営化し、コードレス電話やPHSなど新たな通信手段が次々登場しました。これは、昭和のある一時期を象徴する逸品ですね。 おおさききよし 1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める 写真・梅基展央
週刊FLASH 2024年11月26日号