「生意気さが役に立ちました…」川村壱馬の照れ笑いの理由とは? THE RAMPAGE“スリボ”の三角関係
3人が「救われる」と語る相手は誰?
「おもてなし」をする側の3人だが、そんな彼らこそがデート相手に救われる瞬間が訪れる。救い、救われるという相互関係は、現実世界でも他者との関わりの中でままあること。過去、自身が救われたと感じた経験を尋ねると、吉野さんは「親の存在に救われているなと思います」と切り出した。 「たとえば、自分がめっちゃ疲れたり悩んだりしていて、親に電話するとき。親が何かしら言葉をかけてくれるんです。『頑張りすぎ』みたいなさりげない言葉ひとつでも、肩の荷が下りるというか。親も、周りにいる人たちの言葉にも、いつも助けられているなと思いますね」 吉野さんがそう言うと、隣に座る川村さんが「うん」と同意を漏らした。 「北人が言うこと、わかる。僕はファンの方に救われることがあります。イベントやSNSでファンの方と話すとき、アーティストとしてだけでなく、“川村壱馬”という個の人間としての人生を尊重してくれていると感じるときがあって。そのとき、すごく救われる気持ちになるんです」 川村さんが微笑みながら話し、吉野さんも興味深そうに聞き入る。そんな二人をずっとやわらかい眼差しでRIKUさんが眺めていた。
RIKUが2人に伝えたい「本音」とは
RIKUさんは、「今ね、二人がいるからわざわざ言うわけじゃないよ?」と、やさしく前置きする。 「THE RAMPAGEとして活動している中で、僕たちチームとしての意志を各方面に伝えたいとき、僕はどうしても言葉を選んでしまうし、いろいろ考えてしまうんです。でも壱馬は、そこを飛び越えて僕たちの想いをスポーン! と言ってくれるし、北人にもそういうところがある。日本刀のようにスパッと伝える姿を見るときは救われるというか、頼もしいし、ありがとう! とすごく思っています」 RIKUさんが真っすぐな想いを言葉で伝えると、川村さんは「いやあ……生意気さが役に立ちました」と照れ笑い。吉野さんも二人と目を合わせ、人なつっこい笑顔を見せた。そこには、一番近い距離にいる3人の、なれあいではない互いを想い合う稀有な関係性があった。 川村壱馬(かわむら・かずま) 1997年1月7日生まれ、大阪府出身。2017年、THE RAMPAGEのボーカルとしてメジャーデビュー。18年映画『PRINCE OF LEGEND』で演技初挑戦。NTV系『セクシー田中さん』に出演中。 嬉しかった贈りもの:北人から貰ったCELINEの黒の財布 吉野北人(よしの・ほくと) 1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。2017年、メジャーデビュー。主な出演作に映画『PRINCE OF LEGEND』『HiGH&LOW THE WORST』シリーズ、『私がモテてどうすんだ』など。 嬉しかった贈りもの:スポンサーからいただいたコラントッテの枕 RIKU(りく) 1994年8月10日生まれ、埼玉県出身。2017年デビュー。20年、朗読劇 BOOK ACT『もう一度君と踊りたい』で演技初挑戦。bayfm78『WEEKEND THE RAMPAGE』のメインパーソナリティーを務める。 嬉しかった贈りもの:幼馴染から貰ったBottega Venetaのキーリング 衣装クレジット 〈川村〉タキシード(ジャケット、パンツ) 550,000円、シャツ 129,800円、ボウタイ 27,500円、ラペルピン(参考商品)/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) アクセサリー本人私物 〈吉野〉ジャケット 473,000円、シャツ 148,500円、ボウタイ 27,500円、パンツ 143,000円、ラペルピン(参考商品)/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) アクセサリー本人私物 〈RIKU〉ジャケット 429,000円、シャツ 73,700円、ネクタイ 22,000円、パンツ 103,400円、ラペルピン(参考商品)/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) アクセサリー本人私物 ※47都道府県の手土産や名作クッキー缶9選、賢者が選ぶ都内の焼き菓子など、「贈りものバイブル」全文は「CREA」2024年冬号でお読みいただけます。
赤山恭子