妻と同じ部屋で寝たいと提案したが断られ…余生思い感じる寂しさ 誰か知恵を貸して!
広島市安佐南区の80代男性からの相談です。 「私のいびきが原因で30年前から妻と別室で就寝しています。若い頃は一緒に寝起きして談笑を楽しんでいましたが、妻の持病が悪化していびきが体に障るようになったとのこと。私も難聴を患って最近はメールで会話するようになり、余生を考えると寂しさを感じます。お互い就寝中に何があるか分かりません。妻には、再び同じ部屋で寝たいと提案しましたが断られました。妻の衣服をそばに置き、平穏を祈って眠る毎日。夫婦の寝室問題、皆さんどうしていますか。妻を説得できるように知恵を貸してください」 【画像】秋の昼下がり、笑い合う老夫婦
読者からの回答
★妻の体調 心配して 奥さまの寝不足による体調不良を心配してあげてほしいです。わが家も夫のいびきが原因で約10年前から別室です。それまでは相当なストレスでした。夜中目が覚めるたびに横から蹴ったり、布団をバタバタしたり…。耳栓も効果はありませんでした。自分のいびきの大きさは本人には決して分からないもの。コミュニケーションは日中にしっかり取ればいいと思います。(主婦・54歳) ★まず いびき治そう 私も主人のいびきで悩んでいました。病院での受診を勧めると、無呼吸症候群と診断されました。以降、就寝時に治療のための器具を付けて寝るようになり、いびきはなくなりました。主人はうつ病でしたが「寛解」し、日中眠くなることも少なくなったといいます。病気に気づけたのは、同室で寝ているからこそです。まずは、いびきを治すことから始めてはどうでしょうか。(主婦・50歳) ★ベッドの配置 工夫 ベッドの配置をL字形にするのはいかがでしょうか。足元を合わせて眠る格好です。私はいびきや夜間のトイレで度々妻を起こしていたため、この方法を提案しました。頭の位置が離れているため、妻を起こすことは少なくなりました。対策を考えていることが伝われば、奥さまも寄り添ってくれるのではないでしょうか。(農業男性・68歳) ★寝るのは妻が先に 妻にいびきを指摘されて以降、わが家では「先に妻が寝る」という暗黙の了解ができました。布団を並べて一緒にテレビを見たり、一日の出来事を話したりして、妻の方が寝入ったのを確かめて寝ています。「あんたのいびきで目が覚めたわ!」と言われることは、ほとんどなくなりました。(再任用教員男性・64歳) ★心をつかむ努力を 個人の考えですが、結婚生活が長くなればなるほど夫婦の距離も離れていくものです。活路を見いだすのであれば、妻の心をつかむ努力をした後で「今日は結婚記念日だから、同じ部屋で寝ないか」などと限定的に提案してみることですね。当たって砕けろの精神でやってみましょう。そんなに頼むんだったら、1回くらい良いかなと思ってくれるかもしれません。(パート男性・63歳) ★月初めの朝を共に 私もいびきなどが原因で別室に寝るようになりました。安眠はできますが、夫婦の絆が薄らぐような気もします。そこで毎月1日の朝には、夫が目覚めると同じ布団に入り、話をする時間をつくるようにしました。ぬくもりを感じて癒やされますよ。月1回の楽しみです。(主婦・77歳)
★係から
経験を交えた皆さんの解決策や妥協案は、どれも説得力のあるものばかり。勉強になりました。既婚の40代の友人にも聞いてみると「夫婦のことは2人にしか分からないからねえ」と新たなご意見が…。それでも、同じ悩みを抱えた方々は気になる回答を試してみてくださいね。
中国新聞社