長生村の蜂蜜とハーブ専門店「ハナップ」 、地元中学生と商品開発
蜂蜜とハーブ専門店「HANAP(ハナップ)」(長生村入山津)が長生村立長生中学校の生徒とオリジナル商品「ハニーカップ」」を共同開発し、11月9日、長生村尼ヶ台総合公園で行われる「ながいきフェスタ」でお披露目する。(外房経済新聞) 【写真】蜂蜜をコーティングしたサツマイモに米粉の蒸しパンを重ねたオリジナル商品「ハニーカップ」 店主の橋澤義憲さんと小百合さんは東京で暮らしていたが、家族が増えたことがきっかけで長生村へ移住。移住後、養蜂に興味を持ち、2020年から取り組んでいる。「養蜂は自然環境がとても大事。子どものためにも地域の自然環境を良くしたいという思いもあり、地元の自然を守るボランティア団体に参加して活動してる」と義憲さんは話す。 同店では、養蜂で収穫した蜂蜜を使用い、蜂蜜、みつろう、蜂蜜酒「ミード」など、さまざま様々な商品に展開。蜂蜜のもと元になるヒマワリやハーブも育て、ヒマワリ油などにも展開する。 今回の商品は、長生中学校の教諭から依頼を受けたことがきっかけで実現。生徒らは、商品開発チーム、POPラベルデザインチーム、販売チームに分かれ、アイデアを出しながら1つの商品に仕上げた。開発した商品は、地元で採れたサツマイモを揚げ、蜂蜜をコーティング。その上にミツバチの顔をデザインした米粉の蒸しパンをのせた。 商品開発チームは、試行錯誤しながらメインターゲットを決め、ターゲットに対して素材を選び、味の好みを考案。POPラベルデザインチームは得意のイラストでデザインを行った。販売チームはイベント当日に店頭に立ち、接客を行うという。 今回の中学生との共同開発について義憲さんは「中学生にとってはかなり高度な内容だったと思うが、今は全て理解できなくても体験することによって知見を広げ、将来、少しでも役に立てば。職場体験の受け入れもしており、今後も地域と連携した活動ができたら」と話す。
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