中国の未成年ネットユーザー数、1億9300万人に
【東方新報】中国は2022年末までに、6歳から18歳までのネットユーザーが1億9300万人に達し、未成年者のインターネット普及率は97.2パーセントに達した。昨年12月23日に発表された未成年のインターネット利用に関する報告書によると、ショートビデオユーザーの規模は大幅に増加し、ショートビデオを頻繁に視聴する未成年のネットユーザーの割合は2022年には54.1パーセントに増加した。 今回の報告書は、中国共産主義青年団と中国インターネット情報センターが共同で発表した。調査対象は小学生、中学生、高校生、職業技術高等学校、中等専門学校、技工学校の18歳以下の在校生で、6歳以下の学校に在籍していない未成年者は含まれていない。 報告書によると、2022年の未成年インターネット利用者のうち、オンラインでゲームを頻繁にプレイする人の割合は67.8パーセントに達し、2021年と比べて5.5ポイント増加した。 また、若いネットユーザーの間ではショート動画が人気で、多くの人が中国版ティックトック(TikTok)の抖音(Douyin)、快手(Kuaishou)、ビリビリ動画(bilibili)などのショート動画プラットフォームでニュースを得たり、暇な時間を過ごしたりしている。ショート動画を視聴する未成年のインターネットユーザーの割合は、2018年の40.5パーセントから2022年には54.1パーセントに増加した。 報告書によると、中国の未成年者のインターネット利用が低年齢化しており、就学年齢前にインターネットに触れる割合が持続的に上昇しているという。現代の未成年者はネットと共に生まれ育ち、「Z世代」はインターネット時代の「原住民」と呼ばれている。人工知能(AI)の発展に伴い、「A世代」(2010年以降に生まれた人口)はより早くインターネットに触れ、生活がデジタル化しているという。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。