テレビ朝日

　元テレビ朝日の玉川徹氏が５日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、自民党が安倍派幹部に処分を下した問題に言及。幹部の中でも、離党勧告を受けた塩谷立座長に「全部しゃべればいいのに。こんな扱い受けてるんだから」と暴露を期待した。 　この日は自民党が裏金問題について関わった議員を処分したことを取り上げた。安倍派幹部については、処分に差が出ており、塩谷氏、世耕氏は離党勧告という重い処分が下された。特に塩谷氏は政治資金不記載は２３４万円で、世耕氏の１５４２万円に比べると少額。１年間の党員資格停止となった下村博文氏の４７６万円よりも少ない。 　にも関わらず離党勧告となったことに、塩谷氏は不満をもらしていると言われ、番組では塩谷氏が「処分の判断理由について説明を聞いてみたい」などと語っていたことなども紹介した。 　これに長嶋一茂は、結局裏金の真相究明がなされていなかったことが、処分された議員たちの不満を招いていると指摘。「結局、原因究明、解明をしていないから。それで処分が先って事なんて意味ないじゃんってほとんどの人、国民は思っている。この体制、どうなんですか？」と首を傾げた。 　これに政治評論家の田崎史郎氏は「真相究明できたらいいけど、ある程度期間をかけて調べればわかるならいいですけど、真相究明ってカチッとしたものは多分でてこない」と発言。これに玉川氏は「正直に話せばたどりつける部分はある。（キックバックを）復活させたのは事実。必ず復活のための話は行われていたはずで、誰も覚えていないはずはない。覚えてないって言ってるだけ」と反論した。 　一茂も「どの時代だって歴史の証人はいるわけだから、見た、聞いた、やった人はこの中にいる。それで真相究明できないっていうのは、理由にならない」とバッサリ。玉川氏は「塩谷さん、全部しゃべればいいのに。こんな扱いされてるんだから。いけにえにされちゃってるんだから」と、塩谷氏がすべてを話してくれることを期待していた。