【動画解説】西日本中心に警報級大雨のおそれ 桜も雨も季節前進
ウェザーマップ
桜前線がみちのく入りしました。桜とともに季節が前進しているのは雨の降り方です。3日(水)~4日(木)にかけて、西日本を中心に警報級の大雨となるおそれがあります。新年度が始まり、住む場所が変わった人も多いかもしれません。身の回りの危険な場所をあらかじめ確認しておくようにして下さい。
2日(火)午前中に仙台でソメイヨシノ開花の発表がありました。これで桜前線はみちのく入りです。季節が一気に前進したなと感じられますが、雨の降り方も徐々に変わってきています。 3日(水)は、日本付近に前線が停滞し、前線上には低気圧が発生する見込みです。梅雨に入ってくるような暖かく湿った空気が、南から、そして西の大陸方面から前線や低気圧に向かって流れ込みます。このため、大気の状態が非常に不安定となって積乱雲が発生し、西日本を中心に雨量が多くなりそうです。
3日(水)~4日(木)にかけての、丸2日間に降る雨の量の予想です。西日本を中心に黄色やオレンジ、雨の量が多くなりそうです。特に大雨になりそうな九州を拡大して見てみると、福岡や大分、熊本周辺では紫色。トータル200ミリ以上の雨が予想されています。土砂災害や川の増水につながるような、警報レベルの大雨となるおそれがあります。 新年度になり、住む場所、働く場所が変わった方も多いのではないでしょうか。いま一度、ハザードマップで身の周りの危険な場所の点検をお願いします。 (気象予報士・津田紗矢佳)