【からつボート・GⅠダイヤモンドC】〝末永らしさ〟でつかんだ初勝利
<29日・からつボート・4日目> 〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉 らしいといえばらしいのか。末永和也は4日目の10R、初出場の地元GⅠで待望の初勝利を挙げた。大外枠で迎えたその予選最終走は、地元の大先輩でもある深川真二が前付けに動いたことでスロー域は深い進入。これに乗じてカドから強攻策に出た北野輝季によってできた展開を見逃さず、最内を差して一気にトップに躍り出た。 そこまではもどかしい走りの連続。初日は3コースからまくってあと一歩で1着のところが「こんな水面はからつでは初めて」という強風に流されて4着。初白星の期待の大きかったイン戦の2日目は、徳増秀樹の前付け策で深い進入。まくりに出た井上忠政に猛反発し、無念の6着だった。 ただ、その意趣返しと言わんばかりのこの日の大外からの勝利は、当地を代表するトップルーキーであることを大いに証明。残り2日間、今までのうっぷんを晴らす好走に期待したい。 <5日目の狙い> ▼5R その末永は「全部の足がちょっとずついい」と節間を通して機力は好調。展開を突ける足はあり、ここも最内を差して4日目の再現も十分。6―123―1234。