能登半島地震 支援物資が続々と到着「こういう時こそ使ってもらえれば」…個人からの受け入れに応じる自治体も
被災地では水や食料だけでなく簡易トイレなど生活必需品が足りてない状況が続いています。石川県の馳浩知事は、5日朝、支援物資の受け入れ拠点となっている金沢の県産業展示館を視察しました。 【写真を見る】能登半島地震 支援物資が続々と到着「こういう時こそ使ってもらえれば」…個人からの受け入れに応じる自治体も 金沢市の県産業展示館4号館には、県と災害協定を結んでいる全国の自治体や民間企業から届いた食料や、毛布・カイロなどが次々と運び込まれています。集まった支援物資は各避難所などへ陸路で送るほか道路が寸断されているところには空路や海路で運び込んでいるということです。任務にあたっていた自衛隊員は「珠洲とか能登の先のほう、足りていないと聞いているので、なるべく被災地の方に届くように準備している」と話していました。 視察した馳浩知事 「能登半島の外浦地区、国道249号、ここは十何か所、がけ崩れで分断されています。そこにヘリで随時届けられるのかどうかが時間の問題です」 ■被災地への支援物資の受け入れ 小松市で始まる 一方、被災地に個人でも支援物資を届ける動きが自治体を通じて始まりました。小松市では簡易トイレや、乳児用の粉ミルクトイレットペーパー、おむつなど生理用品の6品目を市民から受け付けています。受け入れは未開封のもので各品目10個以上からで小松市のこまつドームには、初日から市民が次々と持ち込んでいました。 持ち込みに来た中海町町内会・北武志会長 「支援物資はこういう時こそ使ってもらえればと思い、きょう新聞で見て持ってきた」 支援物資を供給する窓口は石川県で、現在は企業や団体、自治体から届く支援物資のみ受けつけていて、小松市は義援金などでの支援も呼びかけています。
北陸放送