「めっちゃいい人じゃん…」アニメ『ポケモン』ロケット団に心打たれる「涙腺崩壊エピソード」
■実は超お金持ち!ポケモンを愛するコジロウの感動回
悪役ながら、誰よりポケモン愛が強い優しい男・コジロウ。ポケモンたちもまたコジロウを愛し、深い絆を築いていた。そんな愛情深い人物だからこそ、別れのエピソードは泣けるものが多い。 印象深いのは、溺愛するチリーンとの別れを描いた「マネネ登場!休息の館!」だ。もともと体が弱いチリーンの容体が悪化してコジロウの別荘(城)を訪れたロケット団は、同じく体調不良のゴンベの休養で訪れていたサトシ一行と出会う。 コジロウは朝まで付きっきりでチリーンを見守るものの回復せず、じいやたちから別荘に置いていくようアドバイスを受ける。大泣きして一度は拒否するも、コジロウはチリーンを想って預けることに。 モンスターボールを手放す瞬間まで、大好きなコジロウにか弱い笑顔を向けるチリーンに切なくなるが、それを見ていたマネネが自らモンスターボールに飛び込んで仲間になるという嬉しい出来事も起こった。 また、サボネアとの別れを描いた「ナタネとサボネア!さよならは誰のため!」も神回だった。あるとき、くさタイプの使い手のジムリーダー・ナタネと再会したサトシ一行とロケット団。ナタネはコジロウのサボネアを可愛がり、サトシチームとのタッグバトルを提案する。 サボネアのポテンシャルを見込んだナタネは、試合後コジロウに「サボネアを預けてみない?」と持ちかける。コジロウはこれを拒否し、サトシの協力を得てドレインパンチ取得に意欲を燃やすサボネアの特訓を始める。だが、何度やっても上手くいかず、次第にサボネアは自分といるよりもナタネといるほうが強くなれるし、幸せになれるのではないかと考え始めるのだった。 ボロボロになって特訓を続ける姿を見たコジロウは、かつての楽しい日々を思い出しながらもナタネに託す決心をする。サボネアは、コジロウに「いくんだサボネア、そして強くなれ!」と背中を押され、悲しみを乗り越えナタネのもとでさらなる高みを目指すのだった。