着想源はブランドの出発点、ドーヴィル。シャネルの2024-25年秋冬プレタポルテコレクションが開催。
絶え間なく変化するドーヴィルの空が着想源。
ピンク、モーブ、オレンジ、ペールブルーなどの鮮やかな色合いやパステル調のカラーは絶え間なく変化するドーヴィルの空の色がヒントになっており、ブラウンやゴールドのラメで輝きを添えた。そして、35ミリフィルムと映画のチケットをモチーフにしたプリントのパターンは、映画と密接に関わっている街、ドーヴィルへのオマージュになっている。「デヴィッド・ボウイのシルエットやガブリエル・シャネルの大切な友達だったアヌーク・エーメのような映画スターが砂の上を歩く人を惹きつけるものがあります。今回のコレクションは、そうした親しみのある人たちへのオマージュなのです。今回のコレクションは、素材や色、ボリュームを重ね合わせた、とても温かみのあるものになりました。そしてドーヴィルという、ガブリエル・シャネルの運命が永久に変わった伝説の場所でのトリビュートでもあるのです」。
フロントロウを飾ったセレブたちからの言葉。
今回も世界中からシャネルを愛するセレブリティたちが集結。女優のペネロペ・クルスをはじめ、メゾンのアンバサダーであるBLACKPINKのジェニーやヴァネッサ・パラディ、キャロリーヌ・ドゥ・メグレなどの姿も。 「映画『男と女』は、すごく大好きな映画の中のひとつ。この映画にオマージュを捧げた作品に携わることができて光栄です。ヴェルジニーは才能に溢れている。彼女が手がけた、どのコレクションにも背景や歴史を感じることができるのよ」(ペネロペ・クルス) 「スカイブルーのグローブと合わせた美しいドレス。そしてヌードカラーのハイヒールも素敵でした」(ジェニー) 「(ショーは)素晴らしかったわ。ドーヴィルのビーチと板張りのプロムナードは、本当に映画の映画の世界。」(ヴァネッサ・パラディ) 「こういったショーへの参加は初めてでしたが、本当に映画への愛に溢れていて、とてもエキサイティングでした」(是枝裕和監督) 「精巧で神聖、まさにシャネルのDNA。ツイードに合わせた帽子、そして背中のリボン......まるで海辺を散歩しているかのよう」(ナオミ・キャンベル) 「メゾンのすべてはドーヴィルから始まったのです。エレガントで着心地がよくそしてタイムレス。ヴィルジニーの最新コレクションの中に、ガブリエル・シャネルのアリュールを感じます。ランウェイを歩くモデルから感じる動きやエレガンス、そしてモダニティ。流れるようなシルエットのドレスがモダンな雰囲気を讃えていました」(キャロリーヌ・ドゥ・メグレ) 「映画を思わせるようなとてもエレガントでクールなショーでした。白いシャツに帽子を合わせたルックが一番のお気に入りです」(ワン・イーボー)
●問い合わせ先: シャネル カスタマーケア 0120-525-519(フリーダイヤル)
text: Tomoko Kawakami, photography, video: Chanel