祝!紅白出場!!米津玄師さんが影響受けた文学作品紹介 地元徳島の紀伊國屋書店で25年1月中旬までフェア
徳島県出身のシンガー・ソングライターの米津玄師さんが影響を受けた文学作品を集めて販売するフェア「米津玄師と文学」が、藍住町の「紀伊國屋書店ゆめタウン徳島店」で開かれている。10、11月に実施した横浜店では交流サイト(SNS)で広がり、品切れとなるほど好評だったことから、米津さんの地元の店舗でも行うことにした。来年1月中旬まで。 【初出場をプレイバック】米津玄師さん紅白で「Lemon」披露 地元・徳島県鳴門市の大塚国際美術館から生中継 米津さんの手がけた楽曲の歌詞には、文学作品の記述が反映された部分が少なくない。雑誌のインタビューや、自身のSNSなどでも読んで気に入った小説を紹介している。フェアではこうした作品の文庫本を並べ、それぞれに書店員が記した解説文を添えている。 作品はカズオ・イシグロ「わたしを離さないで」、井伏鱒二「山椒魚」、夏目漱石「三四郎」、種田山頭火「山頭火句集」など60点ほど。例えば、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌となった「さよーならまたいつか!」の歌詞「しぐるるやしぐるる町へ歩み入る」は「山頭火句集」の中の名句「しぐるるやしぐるる山へ歩み入る」から採っている。 フェアを担当するゆめタウン徳島店の川井菜愛(なちか)さんは「X(旧ツイッター)を見て、このフェアのために神戸や高松から足を運んでくれる人もいる。米津さんは本当に、いろんな人から愛されているんだなと改めて思う」と話している。