多様な幸せ、広告で応援 結婚誌「ゼクシィ」が屋外掲示
「あなたが幸せなら、それでいい。」 リクルートが発行する結婚情報誌「ゼクシィ」は1日、同性同士や事実婚といったさまざまなカップルを起用した屋外広告を東京・渋谷駅周辺に掲示した。恋愛や結婚を巡る価値観が多様化する中、創刊30周年を迎えたのを機にコピーを一新し、「男女の法律婚に限らず、全てのカップルを応援したい」とのメッセージを初めて全面的に打ち出した。 登場するのは、計8組のカップル。ハチ公前広場に掲示された高さ約3メートル、幅約13メートルのメインの広告では3組がそれぞれ笑顔で頬を寄せ合うなどし、「幸せの決定権は、いつだって自分にあるのだから」などの言葉が添えられている。 森奈織子統括編集長は読者からの要望などを受け、改めて「多様な幸せの形」に向き合う姿勢を発信することにしたとし、「一緒に生きると決めた全てのカップルの選択が当たり前に受け入れられる世の中になるよう、記事などを通して応援していきたい」と話した。
広告は都内の原宿や中目黒でも順次掲示する。