適切対応「環境整った」 日米韓、為替で連携 鈴木財務相
鈴木俊一財務相は23日の参院財政金融委員会で、先週開かれた日米韓財務相会合の共同声明に為替市場を巡って緊密に連携する方針が盛り込まれたことに関し、「この先の『適切な対応』につながる環境が整ったのかということについては、そう捉えられてもいい」との見解を示した。 立憲民主党の勝部賢志氏への答弁。日米韓会合などを受けて、行き過ぎた為替変動に対する日本の為替介入が容認されるのかとの質問に答えた。鈴木氏は「適切な対応」の内容については言及を避けた。外国為替市場では円相場が1ドル=154円台後半と約34年ぶりの円安水準となっており、政府・日銀による為替介入への警戒感が強まっている。