阪神・伊藤将が5回2安打無失点の快投 初回に打球直撃のアクシデントものともせず 岡田監督「走らんなあ」の心配一掃
「オープン戦、ロッテ-阪神」(13日、ZOZOマリンスタジアム) 先発の伊藤将司投手は5回2安打無失点の好投を見せた。初回、右足に打球を受けるアクシデントがありながらも、続投してスコアボードにゼロを並べた。 【写真】場所が場所だけに痛そう 伊藤将に打球が直撃する瞬間! 初回2死から角中が放った強烈なピッチャー返しが、ワンバウンドで伊藤将の足に当たった。一瞬、苦悶の表情を浮かべベンチから安藤投手コーチがマウンドに駆けつけた。 それでも大事に至らず、続投。後続をしっかり仕留めると、二回以降はロッテ打線をほんろうした。各イニングの先頭打者をしっかり打ち取り、四回は山口に2死から二塁打を許したが、続く中村奨を二ゴロに封殺。鮮やかにピンチを脱した。五回も1死から四球を与えたが、小川を二ゴロ併殺打に仕留め、この回限りでマウンドを降りた。 オープン戦では2月23日の巨人戦で初回7失点を喫するなど、3回7安打7失点だった左腕。6日の楽天戦も4回2失点ながら被安打6と安定感を欠いた。岡田監督も「なんかストレートが走らんなぁ」と心配そうな表情を浮かべていた。 それでも中6日の期間で修正ポイントを見つめ直し、キレのあるストレートを低めに集めた伊藤将。順調に行けば開幕2カード目の第2戦に先発することが有力だ。