大部分が断水の珠洲市 一部地域で水道再開も…残る9割以上の世帯は解消の見通し立たず
日テレNEWS NNN
能登半島地震で大部分が断水していた石川県珠洲市の一部の地域で10日から ようやく水道が使えるようになりました。通水が再開した避難所からNNN取材団・小椿希美アナウンサーの報告です。 31人が避難生活を送る珠洲市の上戸小学校では、10日午前11時に水道の蛇口から水が出るようになりました。 元日の地震で浄水場や送水施設などが被災した珠洲市では、市内のほぼ全域にあたる約4800戸で断水が続いていました。しかし、急ピッチで進められた復旧工事によって、10日、市内の113世帯で水道水の供給が再開されました。 避難している住民「水が出て本当にうれしいです」 地域医療の拠点である珠洲市総合病院でも10日から断水が解消し、停止している透析治療を今後、再開する見通しです。 珠洲市では水道の使用ができるようになった世帯にチラシを配布しています。チラシには、水道水を使う上での注意点や、使用を再開する際に提出する届出書類などが添付されています。 一方で、残る9割以上の世帯で断水が解消する時期の見通しは立っていません。