夢は“パリオリンピック” と “パリディズニー”! 古江彩佳に独占インタビュー【米女子ツアーで活躍する選手の本音】
2021年12月、翌年のアメリカ女子ツアーの出場権を懸けたQシリーズでは、通算18アンダー単独7位の好成績でツアーカードを手にした。東京オリンピックの代表になれなかった古江は、気持ちを切り替えるためにもアメリカ挑戦への道を選んだ
今シーズンからニュードライバーに替えた古江は、ツアー屈指の高いフェアウェイキープ率を維持したまま、昨シーズンよりも約5ヤード飛距離を伸ばした。「質のいい弾道になって、着弾してからのランが増えていると思います」(古江)
古江 1年目にいろんなパワフルな選手と同じ組になって、ボールに当たる音だけでもスゴいんですよ。それで、自然と自分も振るようになっていった感じです。それと、今シーズン替えたドライバーは、ランも出るので少し飛ぶようになりました。 GD アメリカに来てから覚えたショットはありますか? 古江 距離を落とすショットを覚えました。これまでは番手と番手の間の距離が残ったとき、下のクラブで飛ばすほうが好きだったんですが、ここ1年ぐらいは、上のクラブで距離を落とすことをやっています。それをもうちょっと上手くやりたいなぁと思います。 GD そのショットの利点は? 古江 下のクラブで飛ばしにいくと、当たりミスや曲がりが多くなります。上のクラブを持つと絶対に届くし、安全なんです。それと、球の高さを打ち分けたり、短いクラブでフェードを打つこともできるようになってきて、ピンを狙うショットバリエーションが増えてきました。 GD 残り半年ですが、今シーズンの目標は何ですか? 古江 厳しい競争が続きますが、できればオリンピックの出場を果たしたいですね。それと、去年、優勝がなかったので、何とか優勝したいと思っています。 GD 優勝を手にするには何が必要でしょうか? 古江 大事なところでミスをしないことです。それと、最後はやっぱりパッティングが入ってくれたら、と思っています。最終日に4~5メートルを2~3個ぐらい決めたいな、と。
GD パットは水物とよく言われますが、どうすれば入るでしょうか? 古江 自分が勝てないときは、打ち切れないパットが多いので、まずは強い気持ちでしっかりトライしたいと思います。でも、最後は運かな。入れる気がないパットが入ったりすることもあるので。運が向くように、いいことをするだけですね、普段の生活から(笑) 取材・撮影/田邉安啓
週刊ゴルフダイジェスト