映画の祭典アカデミー賞の候補作が発表され、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」など日本から3作品がノミネートされました。 アメリカ・ロサンゼルスで23日、アカデミー賞の候補作の発表が行われました。 山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞にノミネートされました。これまで「スター・ウォーズ」や「アバター」など世界的な名作が受賞していて、日本映画の同賞へのノミネートは初の快挙。山崎監督は「新しい扉が開いた感じです」などとコメントしています。 宮崎監督の「君たちはどう生きるか」は長編アニメ映画賞にノミネートされました。今月のゴールデングローブ賞で日本映画として初めてアニメ映画賞を受賞しています。鈴木敏夫プロデューサーは「『千と千尋の神隠し』に引き続き2度目のオスカーがもらえたら、本当にうれしいです」などとコメントしています。 そして、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」が国際長編映画賞にノミネートされました。去年5月、カンヌ国際映画祭で、役所さんが最優秀男優賞を受賞するなど、世界的に注目されていました。 「PERFECT DAYS」共同脚本・プロデュース 高崎卓馬氏 「（賞レースに）残っていくと、みんなが期待して『どんな映画なんだ？』と見てくれて、本当に世界中いろんな人たちから感想が毎日届くので、すごくうれしい」 授賞式は3月10日に行われます。