【能登半島地震から半年】京都の和装関連企業が支援 被災した新成人に振り袖を
TVOテレビ大阪
京都市内。呉服や草履、鞄など和装小物を扱う卸問屋です。3日ここを訪ねたのは石川県七尾市で老舗の呉服店を営む夫婦です。1月に発生した最大震度7の能登半島地震で被災。 【はる喜・春木周衛代表】「今年入ったら振り袖を買うと言っていた客が、家がこうなってしまったから振り袖買えないと言われた」 お店は成人式の振り袖の予約キャンセルが相次ぎました。 春木さんは被災者を元気づけようと、成人式用の振り袖を無料で貸し出す企画をはじめました。この想いに賛同し、京都を中心に企業およそ10社が支援に乗り出しました。 【和光・井筒平和社長】「微力ですけど、少しでも力になりたいとこういった和装小物・着付け商品を用意した」 【はる喜・春木美智子社長】「1月1日からは時間が止まったままで、復興・復旧は残念ながら進んでいない。6月26日の時点で公費解体が進んでいるのは6棟。0.3パーセント」 半年が経過しても進まない能登の復興。そんな中で始まった、新成人の晴れの日を祝う支援の輪が広がり始めました。
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