「南アルプスはもっと大変」リニア工事現場の水と気泡に市民団体は懸念 JR東海社長は「計測・巡回で監視続ける」周辺地下に空洞確認されず
静岡放送
東京・町田市でリニア新幹線のトンネル工事現場付近の住宅から水と気泡が確認されたことについて、JR東海の丹羽社長は11月13日の定例会見で「計測・巡回で監視を続ける」姿勢を示しました。周辺の地下に空洞は確認されていないとしています。 【写真を見る】「南アルプスはもっと大変」リニア工事現場の水と気泡に市民団体は懸念 JR東海社長は「計測・巡回で監視続ける」周辺地下に空洞確認されず <JR東海 丹羽俊介社長> 「地域にお住いの皆さまには、ご心配をおかけしているところでございます」 10月22日、東京・町田市でリニア新幹線のトンネル工事が行われている場所付近の住宅から水と気泡が湧き出ているのが確認されました。水は地下水とみられていて、JR東海は工事を中断しました。湧き出ていた水は、工事中断の2日後から止まったということです。 <JR東海 丹羽俊介社長> 「人体や環境に影響を及ぼすものではないということを確認してございます。専門家のご意見も伺いながら調査をするとともに、計測・巡回により監視をしてまいります」 こうした中、リニア工事中止などを求める市民団体は11月13日、会見を開き、静岡工区について、さまざまな危険性を加味して議論するよう求めました。その上で… <リニア関係7団体 桜井和好事務局長> 「町田でも環状道路の工事で大きな事故が起きている。もしも南アルプスで地下深度の工事をやった場合に、もっと大変な土被りがありますので、そういう中での工事はとても危険だと感じています」 JR東海に対し「より一層環境を守ることを考えてほしい」と訴えました。
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