台風18号 熱帯低気圧に変わる 沖縄では引き続き大雨注意
台風18号(クラトーン)は、10月4日(金)午前9時に南シナ海で熱帯低気圧に変わりました。ただ、沖縄には今後も湿った空気が流れ込むため、引き続き大雨に注意が必要です。
台風18号 熱帯低気圧に変わるも沖縄は大雨続く
台風18号(クラトーン)は、9月28日(土)午前9時にフィリピンの東で発生しました。その後、台湾の南へ進み、動きが遅くなって、一時「猛烈な」勢力にまで発達しました。今日10月4日(金)午前9時に、南シナ海で熱帯低気圧に変わりました。 日本への直接の影響はありませんでしたが、沖縄の先島諸島には湿った空気が入り、ここ数日は大雨が続いています。今朝は沖縄県与那国町付近で1時間に約100ミリの雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。この後も局地的に雨雲が発達するでしょう。土砂災害などに警戒が必要です。
洪水時の避難 注意すべきことは?
大雨に見舞われた時、洪水の危険度が高まる前に避難することが重要ですが、浸水してから避難する時の注意点が4つあります。 ①正確な情報収集を心掛け、危険を感じたら、できるだけ早く避難しましょう。情報収集は、テレビやラジオ、インターネットなどを使い、川や用水路などを実際に見に行くのは絶対に止めてください。 ②動きやすい恰好を心掛けましょう。荷物はリュックに入れて、両手を使えるようにしてください。靴は、長靴よりも、紐付きの運動靴の方が、おススメです。 ③氾濫した水の流れは、思ったよりも、勢いが強いものです。水の深さが膝くらいまであると、大人でも歩くのが困難になります。水の中を歩くのが困難な場合は、頑丈な建物の上の階に避難するのも、身を守る方法の一つです。 ④氾濫した水は、濁っているので、足元が見えにくくなります。側溝などに落ちないよう、棒で足下を確認しながら、移動してください。
日本気象協会 本社 日直主任